廃棄塗料を石油分解菌で資源化する技術をご存じでしょうか?
2003年ホンダ技研工業との共同研究で廃棄塗料の資源化技術が誕生しました。
現在自動車大手メーカーN社が塗料スラッジを資源化しています。
塗料スラッジ、水系、溶剤系、粉体塗料、廃シンナー塗料と廃棄塗料の資源化ノウハウが完成しました。
塗料を扱うすべての業種の皆さまに広く活用していただく事業システムの提供を開始いたします。
分解の一例として、ホンダ技研における塗料スラッジのメラミン樹脂の資源化は、①電子顕微鏡による表面観察 ②FT-IRでの定性分析 ③付着微生物の培養と塩基配列による同定、肥料としての安全性を確認し ④肥料登録いたしました。
その後、石油分解菌と炭化水素、芳香族化合物に耐性をもつ菌を発見したことで、溶剤系の廃棄塗料、廃シンナー塗料の分解も可能となりました。
資源としての利用方法は、ハウス栽培用の固形燃料。CO2吸収率の良い早世桐の植栽用肥料など農業、脱炭素化技術として活用が可能です。
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